例えばセルシウス度による温度は、
日本語では「15℃」または「摂氏15度」という。「C」または「摂氏」を省略しない書き方が正式であるが、日常生活においては単に「15度」と表現することも多く、同様に「度」という表現を用いるファーレンハイト度(
華氏温度)や
角度と混同される恐れがある。英語では“fifteen degrees Celsius”または“fifteen degrees centigrade”と読み、"15 deg C"と略記する。日本語の場合にも科学の学術の発音では上記誤解を避けるため「ドシー」と呼ぶこともある。
水の沸点と融点の間に100の目盛があることから、この体系のもともとの名称は
centigrade(「百分度」の意)であった。しかし
1948年の第9回
国際度量衡総会にて、名称が正式にセルシウスへと変更になった。これには、セルシウス自身の認知のためと、
SI接頭辞であるセンチ (centi) との衝突からくる混乱(centigradeがgradeという単位の100分の1と勘違いされる)を避けるという目的があった。現在でも“centigrade”で通じる(後述)。
その後の物理的な計測方法の進歩と
熱力学温度の採用により、現在の定義は「
ケルビンで表した熱力学温度の値から273.15を減じたもの」となっている。つまり、水の
三重点を0.01℃とし、水の三重点と
絶対零度の温度差の273.16分の1を1℃としている。「273.16分の1」という数字は、セルシウス度における1度の温度差をそのままケルビンの1度の温度差として使用するためのものである。すなわち、セルシウス度とケルビンの目盛の幅(1度の温度差)は等しい。なお、この定義により、水の沸点はちょうど100℃から99.974℃に変更された。