後天性免疫不全症候群(AIDS)などに代表されるように免疫力低下を招く疾患に罹患している、
臓器移植等で
免疫抑制剤を使用中である、あるいは加齢に伴う体力減衰等の要因によって動物の免疫力が低下すると、通常であればその免疫力によって増殖が抑えられている
病原性の低い常在細菌が増殖し、その結果として病気を引き起こすことがある。すなわち日和見感染とは、宿主と病原体との間で保たれていたバランスが宿主側の抵抗力低下により崩れ、宿主の発病につながるものである。日和見感染を起こす病原体の中には
薬剤耐性を獲得しているものも含まれており、いったん発病した場合にその治療に有効な薬剤が限定されることから、医学上の大きな問題になっている。なお、免疫力の低下により易感染性になった人のことを、
易感染宿主(コンプロマイズドホスト)という。