認知や感情も行動の一部であるという解釈や、認知療法サイドの
アルバート・エリスや
アーロン・ベックが積極的に行動療法的な技法を取り込んで発展させて行ったことに加え、行動療法では技法はあくまで多種多様のパッケージであったため、この両者は統合、あるいは折衷されていった。それまでの行動療法が
対症療法的で、個人の経験や葛藤を考慮していないために再発や別の症状が出るという批判も、認知や感情を重視するようになったためほぼ解消されたといえる。
現在、「認知療法」、「行動療法」と分けて呼ぶ場合には「(ベックの)認知療法」と言った狭義の呼称であったり、系統的脱感作のような古典的技法を指しての「行動療法」であったりする。
イギリスでは「行動認知療法(cognitive behavioural psychotherapy)」ないし、「行動・認知療法(Behavioral and Cognitive Therapies)」と呼ばれている。