このような具体的表す方法のほかに方法がある。それは、あるものを、その物とは別のものを代わりに表象することによって、あるものを間接的に表現し、知らしめるという方法である。そのことを“象徴”といい、象徴を用いて表現することを“象徴する”という。
象徴として用いられるものは一般に
人間以外のものでなければならないのが
哲学全般における
定説であるが、ごく稀に人間が象徴として用いられる場合がある。例えば、「
松田聖子は
1980年代日本の
芸能シーンの象徴である」のような場合である。この場合、松田聖子という
歌手は1980年代の日本の
社会・
文化の性質や量を表した存在だ、とみなされているわけである。ただし
社会科学で用いられる場合更に広義の用法となる場合がある。